おまけのどんぐりLIFE

心をまあるくする。ゼロからスタートしてみるブログ

こんな方法もある‼自閉症スペクトラム児と言葉の遅れ

こんにちは、

自閉症スペクトラムの息子(小1)

を育てるかちゃどんぐりです。

 

自閉症スペクトラムのお子さんを抱える親にとって、学校の勉強についていけるのかという不安は切っても切れない不安なんですよね。

 

じっと座って話を聞けなかったり

目線をなかなか合わせてくれず、

会話がしにくかったり

 

絵本を読み聞かせても、

聞いてくれてるのか分からないものです。

 

 

幼少期のうちに自閉症スペクトラム発達障害)が見つかりやすい特徴のひとつとして「言葉の遅れ」がありますが、言葉が他の子よりも遅れているのを気にしすぎて、無理やり言葉を教え込もうとするのは逆効果なのです。生活リズムや子供のペースを変えないまま言葉の勉強をするほうが、自閉症スペクトラムのお子さんの学びに効果が高いと言われています。

 

 

子育てしていると、育児本や保育士さん情報などで

「TVの見せすぎはしないほうが良い」

とよく耳にしますが、

言葉の遅れや集中力が続かないお子さんには

ひとつの教材としてTVを利用する方法があります♬

 

ただし、必ずお母さん(お父さん)が付き添うことがルールですよ👆

 

会話の仕組み

子供達は、実生活での経験や絵本などから様々な語彙をインプット(覚える)していきます。そして親への自己表現のため、その情報をアウトプット(話す)するようになります。

初めて子供が単語を発した時、簡単な質問に答えられた時など、お母さん(お父さん)にとっては最高に嬉しい瞬間で、その喜びが子供にも伝わるんです。そうすると、子供自身もお母さんのニコニコ顔が嬉しくなり、アウトプットをする喜びや楽しさを覚えていきます。

 

その仕組みは自閉症スペクトラムのお子さんにとっても、同じなんです。

 

 

インプットを繰り返してあげる

コミュニケーションがうまく取れないと、インプットしようにも、言葉を学ぶための時間が作りにくいですよね。

まず、お子さんが好きな遊びは何ですか?

ご自身のお子さんが、どんな遊びなら集中して遊ぶのか見極めてあげて下さい。そして、遊んでる最中にお子さんが手にするものすべての名前を話してあげて下さい。

 

例えば車好きのお子さんだったら

「赤い車だね」

「大きいトラックだね」

「タイヤくるくる楽しいね」

など、

たとえ無反応であってもお子さんの耳には入っていますから、どんどん話しかけることで多くの語彙をインプットしてあげられています。

 

周りにあるものを何でもいたずらしたいタイプのお子さんでも大丈夫。お子さんについて回っていたずらしたものすべての名前を教えあげれば、インプットにつながりますよね。

 

コツは簡単!

ただただお子さんのそばに付き添って、お子さんの行動を実況中継するようなイメージでやってみて下さい。

 

 

TVはどう利用する?

子供達にとってTVは魅力のかたまり✨

一度見始めると、こちらの声なんて全く耳にはいらないように見えます。

でもね、これもインプットチャンスですよ!

 

TVを見ているとおとなしいからと、お母さん(お父さん)が隣でスマホを見ていたら何のインプットにもなりません。TVはコミュニケーションを学ぶための教材として利用してみてることをオススメします。

(とはいえ、食事の支度の時にはTVに子守をしてもらっていた私です💦)

 

例えば

「○○ちゃん、転んで泣いちゃったね、痛かったのかな」

「やったー、悪いやつを倒したよ、嬉しいね」

「迷子になっちゃったね、心配だね」

 

こんな感じで登場人物の表情をもとに、変わる感情を実況中継してあげるんです。

 

この方法は、子供向け番組のみならず、ニュース番組を見ながらでも応用できるようになるので、TVを見ながらの話しかけは是非続けてもらいたいインプット法です。

 

 

返事がなくても続けるべき?

こうやって話しかけ続けていても、なかなかアウトプットにつながらないと焦りますよね。

どんなに続けたって返事もないし、こっちを見てもくれない。すぐにどこかへ行ってまう日もあるでしょう。

 

それでも大丈夫。大丈夫。

 

自閉症スペクトラムのお子さんにとっての、目からと耳からの情報収集力は素晴らしい能力があることを信じてあげてくださいね。

お母さん(お父さん)の声は、お腹にいた時から聞いている「音」なので、他の誰の声よりもインプットに最適なんです!

 

お子さんの成長のタイミングで、アウトプットの喜びを味わえた瞬間、今までのインプット情報が一気に花開く日を待ってあげてください😊

 

また、息子がお世話になっている療育の先生に伺ったお話なんですが、

「チョキチョキはさみ」

「くるくるタイヤ」

「ジュージューフライパン」

などのように、

 

擬音と名詞をくっつけて表現すると、記憶に残りやすく、アウトプットする際にも好きな「音」の選択肢が増えるので効果的だそうです。

 


 

我が息子にも、このインプット作業を1歳くらいから始めました。

2歳を過ぎても「パパママ」すら言わないし、要求はすべてクレーン現象か泣きわめくのみでしたが、3歳半を過ぎた頃、変な発音ながらも単語が出始め、7歳の今では会話が成立するようになっています。

まだ他の子供と比べてしまうとたどたどしさが残り言葉の遅れを感じますけど、そんなことは気にしません(^^)

 

家庭での努力が少しでも形になれば、と

後悔しない子育てを心がけています。

 

 

 

他の子は他の子、我が子は我が子!ですからね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。