おまけのどんぐりLIFE

心をまあるくする。ゼロからスタートしてみるブログ

自閉症スペクトラムを知ってもらいたい

我が家の息子(小1)には発達障害があります。

診断名は「自閉症スペクトラム

おおまかに言うと、ある分野において苦手な事がある障害です。

 

最近では「大人の発達障害」もメディアで多く取り上げられるようになり、感心の目は増えているものの、まだまだ当事者やその家族以外には理解されにくい状況にあります。

 

まずスペクトラムとは、英語で、直訳すると連続体、分布範囲という意味で、「自閉症スペクトラム」とは、自閉症の連続体障害である事が分かっていただけるでしょうか。

風邪に十人十色の症状があるのと同じように、自閉症スペクトラムの症状にも個性があり、苦手分野は人それぞれ。ゆえに幼少期に診断される子供もいれば、思春期になって診断される子供もいるのです。

 

知り合いに発達障害の子がいたとしても、

別の発達障害の子に接する時には、その子に合わせた対応が必要になります。

少しでも分かりやすいようにまとめましたので目を通していただけたら嬉しいです。

 

 

自閉症スペクトラム」という大きな箱をイメージしてみてください。

そこへ、様々な発達障害のボールが交じり合い入っているような感じです。

 

さまざまな発達障害とは

注意欠陥多動性障害

 ・不注意(集中が続かない)

 ・多動、多弁(じっとしていられない)

 ・衝動的な行動(後先考える前に動く)

 

学習障害

 ・読み書きが極端に苦手

 ・計算するのが極端に苦手

 

広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)

自閉症

 ・行動のルーティン化や強いこだわり

 ・コミュニケーション障害

 ・言葉の遅れ

 ・目線が合いにくい

アスペルガー症候群

 ・興味や関心のかたより

 ・コミュニケーション障害

 ・不器用(お菓子の袋が開けられないなど)

 

知的障害

 ・精神面、学習面においての遅れ

 

 

様々な発達障害のボールは、1人1つ持っているとは限らず、

1人で2つ3つ持っている場合もあります。

 

例えば、注意欠陥多動性障害と知的障害、自閉症を合わせ持っていたり

学習障害ととアスペルガー症候群を合わせ持っていたりといった具合。

さらには、苦手度合いにも強く出る場合もあれば弱く出る場合もあり、

親が気が付いていないまま子育てをしている家庭も少なくないらしいのです。

 

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町なかやスーパーなどで、知り合いでもないのに急に話しかけてきたり、見た目は小学校高学年くらいなのに、たどたどしい話し方をしていたりする子を見かけた事はありませんか?そんな時、遠慮や気遣いより、返事をしてあげて下さい。

そういった子の場合、悪気があるわけではなく身内と第3者との接し方の区別をつけるのが苦手なだけなのです。

 

実際、我が息子も、

言葉が出るようになってからはあちこちで知らない人に話しかけました。

「おはよう」や「こんにちは」

スーパーで「きょうは なんの ごはんつくるの」 など

 

1年生の今では、レジの人に話しかけるのが楽しいようです…

 

 

発達障害は、生まれつきの脳の障害から起こるもので、

子育て方法によって障害が出ているのではありません。

他人からみれば、しつけがなっていない子として、白い目で見られる経験は多々してきましたし、昭和前半生まれの方には、よく注意を受けました。(知らない人からです)

その経験から、

傷つくのが怖くて引きこもった時期もあり、

知り合い以外の方が、息子へ普通に対応してくれた時のありがたさは

明日も頑張ろうという、今でも心の大きな支えになっています。

 

そして、発達障害の事を知りたいと、声をかけてくれる方に出会えた時には

良い出会いをくれた発達障害の息子に、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。

 

 

息子が発達障害だと気がづいた経緯や、子育てについては、

徐々に更新していく予定です、よろしくお願いします。

 

 

 

発達障害を理解してもらいたいわけではなく、

こんな子もいるんだ、と知ってくれる人が1人でも増えますように。