おまけのどんぐりLIFE

心をまあるくする。ゼロからスタートしてみるブログ

偏食と好き嫌いの境界線⁉食べさせる工夫に疲れてきたら…

こんにちは、かちゃどんぐりです。

突然ですが、子供の栄養バランスって考えたことはありますか?

離乳食が始まって、もぐもぐする楽しさや美味しさを覚えさせたら、次は栄養バランスのとれた食事を食べてもらいたくなりますよね。

でも、

味の好みや食感、見た目の好みなど、親が好きなものを子供も好きとは限りません。

 

 

実は先日、あるママさんが子供の偏食についての悩みを打ち明けてくれました。その子は、アイス・白飯・そば・肉類(レトルト)・茹で野菜・みそ汁は食べられるものの他の料理を食べないから太る一方だというのです。

ちょっと疑問に感じた私…

その子が食べられるものは、かなり種類も豊富ですし栄養バランスのとれたメニューが作れそうなのです!これを偏食のせいにしてしまって太らせ続けてしまうのは、健康維持のためにももったいないと思いました。

 

そこで今回は、我が家の子供達の偏食と好き嫌いを克服した方法を、紹介します。偏食持ちのお子さんや好き嫌いの激しいお子さんと、笑顔で食卓を囲みませんか?

 

 

 

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偏食と好き嫌いの違い

偏食とは、摂るべき栄養に偏りがある食事のことを指します。

カップラーメン以外は食べてくれなかったり、おかずは一切食べないのに白飯だけは何杯も食べてしまったりと、一般的な好き嫌いとは桁違いなこの好き嫌いは、偏食にあたります。ちなみに、偏食がある子供は食べやすいようにとアレンジしても一切食べてくれないことや、口にいれても吐き出してしまうような特徴があり、子供の食事作りに疲れ果ててしまうお母さんが多いようです。

逆に、

普通の好き嫌いだと、細かく切って混ぜたら食べてくれたり、甘めの味付けにしたら好きなメニューに変わったりと、料理の工夫次第で克服できることが多いのが特徴です。

 

ちなみに我が家では、娘がニンジンや長ネギなど数種類の野菜に好き嫌いがありました。そして息子は、好き嫌いのレベルではなく、白飯とバナナ、スープのみしか食べてくれず、他のメニューは口にしてもオエっと出してしまう偏食持ちでした。

娘の場合は、アレンジメニューで苦手な野菜でも食べてくれる回数を増やせましたが、息子にはなかなか難しく試行錯誤が続きました。

 

心が折れそうになったらコレ!

子供に偏食があると分かったら、まずは栄養を気にして食べてくれるメニュー探しを始めるお母さんが多いです。実際に、私もその一人でした。味付けを変えてみたり、細かく刻んで分からないようにしてみたり、飾り切りをして目で楽しめるような工夫をする料理上級者の真似をしたこともありました。

でもでも、偏食は並大抵の好き嫌いとは比べ物になりません。

そんなお母さんの苦労なんて一瞬で「おえっ」とされて、はかなく散ってしまうのです。子供の健康のためにと時間をかけ手間をかけ、思いを込めて作ったぶんだけショックが大きいでしょう。

私自身「なんで食べてくれないの!」と何回叫んだことか。数えておけばよかったかな、と思うくらいそのセリフは食事時のお決まりフレーズでした。

 

そんな悩みをたまたま1歳半健診でお世話になった保健師さんに相談したところ、こんな回答をもらいました。

 

そのセリフが出てしまうときは、お母さんの心が折れる寸前のサインです!

 

言われてみれば、確かに私の心は折れかけていたような記憶があります。

そしてさらに、

本格的に心が折れてしまう前に、自分の心と脳をリセットしたほうが良いかもしれませんよ。リセットするのは簡単、食事中は子供の笑顔を何回見られるか、という思考回路にシフトチェンジしてみましょう。

 

と教えてもらいました。

 

遊び食べ?食べ遊び!!

シフトチェンジするのは、ずばり「食べ方」です!

子供が食べられるメニューのままで、どうやって食事を楽しむか、工夫をしてあげることから始めるのが良いでしょう。保健師さんから教えてもらった方法は、食器を好きなキャラクターで統一したり、思い切っておままごとで使っているおもちゃの食器セットで本物のご飯を出してあげるのも気分が変わって楽しめる、といったものでした。

私が試した方法は、子供用のナイフとフォークセットを使わせてみることでした。年齢的にも、フォークやスプーンで食べるのが精一杯の頃で、こぼしてしまうなんでことも日常茶飯事でしたが、息子が見たことのないくらい必死に食事と向き合っている姿に驚きました!

次第に、食べ物を自分のナイフで切って食べる行為が楽しくなったようで、私のお皿にあった茹で野菜を切ってみたり、普段は残していたスープの具を切ってみたりと、食べながら切る遊びを始めたのです。切って遊ぶ行為に夢中になった息子は、切ったものは自然と自分の口へ入れるようになり、食べられるものの種類が日に日に増えていきました。

 

これは、

「食べ物で遊ばない」「食べながら遊ばない」といった食事のマナーをやぶるわけではなく、「食べ物っておもしろい」「これはなんだろう」と遊びながら食への興味を深めるための1つの方法だそうです。

 

 

「偏食だから…」より「好き嫌いかも」

偏食の状況は、全く同じ人はいないといわれいてレベルは十人十色です。ですから、解決方法も人それぞれです。けれど、「偏食だから」といつも同じ環境で食事をしているだけではなく、少しの変化で気持ちをリセットしてみる価値はありそうですよね。

子供の栄養バランスを気にしすぎるあまり、偏食や好き嫌いに敏感になってしまったら、「子供あるあるの好き嫌いかも」くらいの気持ちに切り替えてみてください。もしかしたら、メニューの工夫をしなくても、食べられるものが1品増えるかもしれませんよ。

我が家の場合、遊び食べを試してからは息子の偏食が娘の好き嫌いよりも先に克服されて、何でもモリモリ食べる子になっています。

 

そして、偏食は幼児期が一番ひどい時期であることが多いそうです。実際、小学生、中学生、高校生と、成長とともに少しずつ偏食が改善されていったという体験談をよく耳にします。食べさせる工夫や食べてくれないイライラで心が折れそうになったら、一度立ち止まって一息ついてみませんか。