おまけのどんぐりLIFE

心をまあるくする。ゼロからスタートしてみるブログ

「変な子って思われてないかな」「ダメ親って思われてないかな」と不安になったとき、思考回路をポジティブ変換するための3ステップ

こんにちは、かちゃどんぐりです。

 

発達障害のある子供や、発達障害の疑いがある子供を育てていると、”世間体”と”現実”の間で悩むお母さんって意外と多いもの。子育てに真面目に取り組んでいるお母さんほど、理想の子育てとのギャップに苦しんでいる傾向があります。「なんでうちの子は普通じゃないんだろう」「また白い目でみられている気がする」と思い、精神的に追い込まれていくのは負のループから作り上げられる孤独感が原因なのです。実際にどうすれば孤独感を取り除けるのか、負のループにハマらないためのポジティブ変換法を3ステップで紹介させてください。

 

な~んて

他人事のように書いていますが・・・

実は私自身も親子で引きこもり経験があります。私の場合は息子が歩き始めた1歳の頃から幼稚園入園までの約2年半くらい、必要最低限しか外出しないという暗い日々を送ってきました。引きこもるようになると、子供を見て笑顔になる回数が減りますし、食事を作っても同じようなメニューの繰り返し、夫との会話は子育ての愚痴が増えて良い事なんてなかったように思います。まずは、暗くなりがちな引きこもり生活に光を当てるところから始めてみてもらいたいです。

 

 

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ステップ1:母としての生活を子育て中心から少しずらしてみる

ステップ1は、子育てとは違う部分に自分の楽しみを見つけるという、笑顔を作るための作業です。毎日鏡で自分の顔を見てにっこり笑顔を作ってみましょう。とはいえ、突然笑えといわれても難しいですよね。

発達障害(疑い含め)のある子供と生活するって、本当に目が離せなくて大変です。昼夜が逆になってしまったり、偏食のせいで食事の準備に時間がかかったり、もしかしてお母さん自身に使える時間がなくなっていませんか?人は、「母」になると、子供に無償の愛を注がなくてはいけないと思い込んでしまっていることがありますが、すべての時間とすべての労力を子供につぎ込む必要はないのですよ!母だって人間です、子供と同じように愛のご褒美があれば、自然と笑えるようになります。

 

そこで、鏡の前で笑顔になるためにメイクをすることをオススメします。なにも、完璧なメイクでなくても良いのです。朝起きて洗顔したら必ずメイクをする、とルーティンを決めなくても良いのです。例えば、ある日はリップクリームを色付きにしてみたり、翌日は眉を描くついでにチークを付けてみたりと、日常の顔に1つプラスする程度のメイクを試してみてください♬もちろん、メイクをするタイミングは自由です。たった数分でも、自分の顔に時間と手間をかけて、さあ「ニッコリ☻」。

日々の日課にすることで、表情筋が緩み自然な笑顔が作れるようになるでしょう!自然な柔らかい笑顔は、人相学においても人を幸せにする大切なポイント。子供や夫がその笑顔で癒されて、笑顔が連鎖していったら大成功です。

 

ステップ2:余計な子育て論は詰め込まない

ステップ2は、自分で築き上げてしまった理想の子育ての壁を取り除く作業です。「○○歳になったらコレができなきゃダメ」とか「怒らないで褒めて育てる方法」とか、子供のためにと学んだ知識は、一度リセットしてしまいましょう。だって、子育て方法は十人十色で良いのですから。

発達障害(疑い含む)がある子供は、必ずしも月齢通りの発達をするとは限りません。言語理解に遅れがみられることも多いと聞きます。そのような状況で一般的な子育て論をもとに育てていたら、自分の子供が平均と違いすぎて自暴自棄になって当然なのです!育児本から得た情報に左右されるなら、その本は今必要な本ではないのかもしれませんよ。(私は育児本を段ボールに詰めてクローゼットの奥へ隠しました)育児本の子育て論が、今の悩みと一致しているなと感じた時だけ読み返せれば、それが一番良い育児本の利用方法ではないでしょうか。

 

発達障害関連の本も、読みすぎには注意が必要です。

知識ばかり詰め込みすぎてしまうと、子供の特徴も本の知識をもとに見てしまうため、落ち込むことの方が増えてしまうような気がします。変わった行動や発達の遅れは本で調べて学んでも子供が急に成長するわけではないですから、「育て方のコツ」はあくまでも参考にする程度にとどめておきたいですね。

 

子育て論は、外からの知識を詰め込みすぎると、無意識のうちに乗り越えるべき壁を作ってしまって、その壁を乗り越えられなかったときに落ち込んでしまうものです。その壁は、次第に他の子供との成長差を露わにして、お母さんを孤独に追いやる魔物になっていきます。孤独から身を守るためにも、最初からその壁を作らないような意識作りをしておくと良いですよ。

 

ステップ3:相談相手は自分で選ぶ勇気

ステップ3は、少しハードルが高く感じるかもしれませんが、発達障害の子育てについて、理解ある相談相手をつくる作業です。地域の保健師さんや、療育施設と繋がっておくと子連れで外出するキッカケにもなりますし、成長とともに変わる悩みにも対応してもらえます。最初のキッカケは、自分からアクションを起こさなといけないので勇気が必要かもしれませんが、電話やメールで面談もしくは施設の見学を申し込んでみましょう。

 

相談相手探しでは、注意すべきなのは「発達障害への理解の有無」です。もともとの友人やママ友では、同情されたり励まされたりされるだけで余計に落ち込んだ、なんて話をよく耳にします。私の経験から、軽く相談してみて「大丈夫だよ~」「心配することないよ」などの言葉をかけてくれる人は、発達障害児への理解があるように見えて実は何も分かっていない人がほとんどでした。そういう友人は、引きこもりたくなるほど世間の目が気になっているときに相談する相手ではないでしょうね。

 

もう一つ、SNSで同じ境遇のお母さん達とつながる方法もオススメです。子供の特性を細かく書いて、悩みが似た者同士でメッセージのやり取りをしたり、療育や偏食について先輩ママからの意見が聞けたり、家にいながら好きなタイミングで相談できます。ただし、子供の前でスマホばかり見ていることにならないように注意しながら利用したほうが良さそうです。

 

3つのステップでホップステップジャンプ⤴

他人からの目線が気になってしまったら、自分の子育て法を見直してみることは大切ですが、世間体ばかりを気にして子育てをしていたら、親子で共倒れになってしまいそう。発達障害のある子供は、変な子ではありません。そして、お母さんがダメ母だから子供が発達障害になるわけでもありません。大丈夫、頑張っている自分のことも自分で愛してあげる時間を作ってください。子供より自分を優先する時間を作っても、そのことを責める人はいませんよ。

 

TVやネット、本に溢れる様々な育児論は、参考になりそうなものだけをチョイスするように心掛けて。人の真似っこ育児にならないように気を付けてみると、自分育児法にもバリエーションが出てきて自信がもてるようになるはずです!そして、どうしても発達障害児育児の壁にぶち当たったときのために、自分の士気を高めてくれるような相談相手を見つけておくと、孤独な育児から解放されて気持ちが楽になるものですよ。

 

引きこもりたくなるくらいの不安、世間の目、友人の心ない言葉など、発達障害児を育てていると、些細なことが不安感をあおり引きこもりのキッカケになり得ます。お母さんの心は繊細ですから、落ち込まないでいるなんて無理なことでしょうけど、落ち込んだ後に復活する方法を準備しておいて損はないと思いますよ。

 

今まさに不安の中心にいらっしゃるお母さんも、そうでないお母さんも、自分や子供を責めないで前を向けるような3ステップ、参考にしてみてください。